自分の能力を高めたい、より経験を積んで成長したい等、スキルアップを望む人は数多くいます。そうした人を対象にした資格セミナーや転職サイト等もあり、スキルアップを前向きな言葉として使っている人が大半でしょう。
しかし転職や就職の面接の際に「スキルアップ」の言葉を使う時は、注意が必要です。転職や就職の採用担当は、「スキルをアップさせたい」という志望理由は耳にタコができるほど聞いている為、安易なフレーズと受け取られることも少なくありません。その結果面接でスキルに対して深く聞かれた時に答えられなければ、よくある安易なフレーズをただ使った人と見なされる恐れがあります。
そうならない為、今自分が出来るこのスキルを、今後どのレベルまでアップさせたいのかを明確にする事が大切です。更に深く聞かれた時の対策として今の状態では何故スキルを上げる事が出来ないのか、応募した会社では何故スキルがアップすると思うかも答えられる様にしておきましょう。
「御社のこういった業務で、自分はこうした経験が出来ると見越しています。それによって今の状態では出来ないこうした点が身に付くので、私はこちらで働きたいです」と言い切れる様にするのです。ここまでして初めてスキルをアップさせる為に応募したと言う志望動機を採用担当に認めさせる事ができ、応募理由として意味のある言葉になるのです。その上で今自分がしている努力等を重ねてアピールすると、好印象を与える事ができます。